R4.6.10  織姫伝承地を巡る

                                     講師 池田市文化財保護審議会会長 室田 卓雄 氏

 

行程】 阪急池田駅てるてる広場 出発1300 → 呉服(くれは)神社 → (そめ)殿(どの)() → 猪名津彦(いなつひこ)神社 → 星の御門(みかど) → 市役所解散 1510

  

〇 池田市に伝わる織姫伝説(伝承)

   古代、クレハトリ(呉織)・アヤハトリ(漢織)らの姉妹の織姫((きぬ)工女(ぬひめ))が中国「(くれ)」の国から我が国にやって来て、猪名川を逆のぼって「唐船が淵」から上陸し、池田で織物・染色の技術を始めて日本に広めた。そのことを物語る伝承地が市内に残されている。 

   ※   「唐船が淵」とは、現在の新町・中橋付近

   ※   「星の御門」とは、機を織っていたら天から七つの星が降ってきて機殿を真昼のように照らした、現在の建石町

   ※   「染殿井(そめどのい)」とは、水をくみ上げて糸を染めた、現在の満寿美町

   ※   「姫室」「梅室」とは、二人の織姫が亡くなって葬った塚、現在の槻木町 

   ※   「猪名津彦神社」とは、織姫を我が国に連れて来た阿智使主(あちのおみ)・都加使主(つかのおみ)親子を祀った、現在の宇保町

   

    上段の4映像は呉服神社(呉服神社の御祭神は仁徳天皇、呉羽大明)   

    下段の3映像は「姫室の塚」と「染殿井」の石碑

 

   上段の4映像の内、左側2映像は「猪名津彦神社」   上段の右2映像と下段の2映像は「星の御門(明星大明神)」